結末が怖い、シュールな絵本5つ(ネタバレ)。
今日もまた雨です。台風の影響みたいです。
暑い夜を涼しく…?じゃないですが、
ちょっと怖い結末の英語絵本を紹介します。
日本にはあまりないタイプかもしれません。
読み聞かせなどを(小学生に)すると、そのクラスの雰囲気によって、
しーーーーーーんとすることもあり、
「読み聞かせ注意イエローカード」を貼っておかないといけないタイプの本です。
そして今回の紹介文は思いっきりネタバレです。ご注意ください。
The Gingerbread Man Little Book (Addison-Wesley)
- 作者: Addison Wesley,M. Walker
- 出版社/メーカー: Scott Foresman-Addison Wesley
- 発売日: 1989/03
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クリスマスの絵本じゃないか!?そうなんですが、この結末みなさん知ってますか?
ジンジャーブレッドマンは、食べられてしまいます。何の伏線もなく。かなり大胆です。ま、クッキーなので食べられるのが普通ではあるんですけどね。
There Was an Old Lady Who Swallowed a Fly (Classic Books With Holes)
- 作者: Pam Adams
- 出版社/メーカー: Childs Play Intl Ltd
- 発売日: 2003/06
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この作品は関係代名詞を教える時に使うんですが(あ、言い忘れましたが、時々英語を子供に教えています。時々ね)、まず最初にハエを飲み込んでしまうところで「ゲーーーーーッ」です。そして次々いろんなものをのみこんだ「レディー」は…
もちろん死んでしまいます。飲み込まれたものたちも死…?こわっ
- 作者: Jon Klassen
- 出版社/メーカー: Walker Books Ltd
- 発売日: 2012/09/03
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ニューヨークタイムズの2011絵本ベスト10に選ばれた作品です。クマがお気に入りの赤い帽子を探して、いろんな動物に聞きまわります。さて、犯人は?長谷川義史さんの訳「どこいったん」もいいのですが、日本版にはない、もう少しはっきりと「食べたりしてないし」という一言が出てくるのが、アメリカンなのです。いや、カナダ風(作者はカナダ人)?
オタマジャクシと蝶の悲しき恋の物語。上三つより少し英語が難しくなっています。でも、だいたいわかると思います。絵もあるし、繰り返しが多いので。蝶(正しくは青虫)に「決して変わらないで」と言われたおたまじゃくしですが、足が出てきてしまい…。次々に約束を破るオタマジャクシに蝶(青虫です)は別れを告げ、さなぎに…。やっぱこの作品だけはネタバレやめておきます。小学校高学年の子供たちに読み聞かせした時の感想は「マジ、やばい」でした。
- 作者: Emily Gravett
- 出版社/メーカー: Macmillan Children's Books
- 発売日: 2006/05/18
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ウサギが図書館で借りて読んでいる本には、オオカミの恐ろしい生態が書かれています。夢中になって読んでるウサギ。そこに忍び寄る影…。ショックな結末ですが、この本がユニークなのは、「傷つきやすい読者」のために、もう一つ別のイギリスらしい結末も用意されているところです。デザインもクールです。貸出カードや、本返却の督促状もついています。fuyuも過去に住んだことのある英国ブライトン在住、放浪歴のある作家さんです。この作品はケイト・グリーナウェイ賞(イギリスで優れた絵本の画家に贈られる)受賞作品です。
涼しくなりましたか?って絵本は読んでないか…。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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