小学生の親必見!?我が家の自由研究の歴史。使える研究があるかも…です。

 

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 上の写真は「上の子6年生」の実験装置

 

お盆ですね。

お盆でも書きますよ~。

 

せっかく、今週のお題「自由研究」となっているので、

これを機会に我が家の子供たちの小学生時代、自由研究でやったことを

まとめてみることにしました。

小学生の保護者の方、もしかしたら使える研究があるかもしれませんよ。

とりあえず読んでみてください。

長いので、気になる実験だけ読まれてもいいと思います。

 

最初に断わっておかなければならないのは、わが県(地区?町?)では、

本当の意味での自由な自由研究の宿題はありません。

理科分野の科学展のみ。なので、研究はすべて理科分野になります。

 

一年生

理科教科はないので、やっていません。

二年生

二年も理科教科はないのですが、前年に入賞した上の子の科学展を見に行って、任意で一、二年生もやっていいということに気づき、理科専科の先生にうかがってゴーサインが出たので、下の子は研究に挑戦しています。

下の子影の長さ調べ

一定の長さ(1メートル)くらいの棒を地面に垂直に立てて、影の長さを測る。影のできる方角も方位磁石ではかり記入。一日3回、定時に(朝、昼、夕方)。7月から9月くらいまで続けた(9月末最終提出)。毎日やったわけではなく、7月の何日間か、8月の何日間か…という感じ。単純な研究だが、オリジナリティ高く、他の子と研究がかぶらないのがよかった。この年は九州から北海道まで車(途中フェリーあり)で旅行をしたので、旅先でも続けた(かなり怪しい旅人だった)。旅行中は、自宅近くでの実験を私の母に頼んでおいて、地域による違いも記録した。

三年生

上の子ボールのはね方

パチンコ玉、ピンポン玉、おもちゃのビニールボール、野球ボール、テニスボール、スーパーボール、ソフトバレーボール、サッカーボール、バスケットボールなどなど、重さも素材も大きさも全く違うボールを、一定の高さ(これも1メートルだったような)からはずみをつけずに落とし、どのくらい跳ね返るか(バウンドですね)を調べる。一種類のボールにつき最低3回は行い、平均値を記入。これは、「自由研究の本」などに紹介されている結構メジャーな研究で、オリジナリティが低かった。ボールの重さや直径、素材なども詳しく記入した点は評価された。

下の子身近な植物調べ

前年夏から約一年間、撮影して、押し花にしていた植物を図鑑のようにして紹介(採取日、場所、名前、外来種かどうか、採取した花の高さ、香りなどスペースの許す限り記入。自分の感想記入も必須!)研究ではなく調べもの系はなかなか評価されないらしいが、一年間という長い期間だったのと、押し花にしていたこと、数が半端なかったこと、三年生らしい発見(例えばハルジオンとヒメジオンが違うのを初めて知ったとか)が感想に述べられていたことが評価され、金賞(特選)受賞。

四年生

上の子ボールのころがり方

脚立と木の板で斜面を作り、定位置からいろんな種類のボール(ボールの種類は三年時を参考にしてください)をころがし、地面までの到着時間とどこまで転がったか、転がり方の特徴などをまとめた。なかなかまっすぐに転がらないので、何度もやり直さないといけなかった。バリエーションとして、斜面の角度を変えて(なだらか、45度、急)も調べた。まっすぐに転がった時の各ボールのデータを3回ずつ記録、記録ノートにはそのすべてを、まとめの用紙には平均値を記載。これは、次の年にまったく同じような研究をしている子がいて、ちょっと「パクリ?」とムカついた。その子は木の板だけでなく、プラスチック、スレート、鉄板の薄いものなど、斜面自体の素材を変えて実験していて「やられたー」って感じだった。

下の子お弁当の保冷の方法

上の子がお弁当持参で登校するようになり思いついた実験。ジップロックケースのような密閉容器に一定の水温の水を入れ、それを銀色の保冷シート(厚手や薄手)、保冷シート+タオル(薄い色とか黒。保冷バッグの色柄を再現させるため)、保冷剤あり、なし、保冷剤特大一つ、たくさんの小さな保冷剤、など考えられるあらゆるお弁当の状態を再現し、一階(日の当たるところ、日陰、風通しのよいところ)、二階(左に同じ)、車の中、屋外など、こちらもあらゆるお弁当の置場を想定し、設置。一時間ごとに水温をはかって記録。やろうと思えば一日でできるが、うちは、暑い日、曇りの日、雨の日など、何日間かやった。実験日の外気温と室内気温、測定場所の気温も記録(車の中半端ない高温だった)。これはオリジナリティ高かったせいか、金賞受賞。結果も(中身は食べ物ではなく水ではあったけど)その後の弁当生活に多いに役立った。

五年生

上の子ボールの重さ比べ

北海道と九州では同じものでも重さが違う…という話を聞いて、実際に九州から北海道までの車の旅(下の子2年生の時です)で、途中途中で重さを測って記録。重量は変わるが質量は変わらないという話も聞いたので、電池式のキッチンスケールの他、上皿天秤を学校から貸してもらい、天秤での計測も行った。ものすごく大変だった。旅の途中で棒を出したり(下の子の実験)、ボールを出したり、あやしすぎ。なかなか旅が進まないし…。天気、気温、風の様子なども記録。日本縦断の実験のかいあって、金賞受賞。まるでテレビ番組の企画のようだった?ちなみに札幌のクラーク像のある羊ケ丘展望台の公園にて(熊本ナンバーの車で)あやしい計測をしていたのは私たち。この結果は興味深いものだった。

下の子液体の吸い上げ方

紙類(新聞紙、コピー用紙、習字紙、ティッシュ、包装紙など)布類(綿、化学繊維、速乾性の新素材、ウール、麻など)を同じ大きさにカットし、液体につける。何分でどこまで液体を吸水するかを測定し記録。液体は、水、スポーツ飲料、油、お茶、ジュースなど。吸水した紙類や布類は印をつけてまとめ用紙に貼付。実験日の気温や湿度も記録。一日で終わらせるつもりが、あまりに数が多くて無理だった。忍耐の実験で、あまり楽しくなかった。数を減らせば一日でできる実験。「綿が汗を吸うからいい」というのはもはや昔の伝説だということがわかり、よかった。

六年生

上の子ボールの回転と重さの関係

野球でピッチャーの投げた球を重く感じたり軽く感じたりすることがあり、実際に重さに変化はあるのかどうか確かめるために、この実験をしようと思いついたらしい。実は私の方はこの研究をよく理解してないので、上手く説明できないが、例えば、フォークボールのように下に落ちるような回転中の球は、回転してない球よりも重いのかどうか、を実験装置で確かめていた。実験装置は手作り。モーターでボールが回るようにして、回った状態のボールの重さをはかれるようにしてあった。その写真が一番上の写真。ボールは縦回転だけでなく斜め回転もさせていたような…。回転の速度も違わせて測定していたと思う。あぁ私のこの説明じゃ、きっと伝わらないだろう。ただ、物理大好きっ子は、この案をもとに、自分なりの実験ができるかもしれないので、一応これも記しておく。理科専科の先生が「すごい」とほめてくれた実験だったが、途中で体調を崩され、代理の先生にバタバタと代わられ、展示の準備がちゃんとできなかった。代理の先生も金賞に!と推してくださったそうだが、残念ながらの銀。「実験装置を展示すれば金がとれたかも」と言われた。装置には学校から借りた天秤を使っており、早く返さないと…と解体してしまっていた。ただ、六年生には難しすぎる実験だと思った。専門的な装置などもないので、正直実験結果は正確とは言えず、参考記録程度だと思われる。

 下の子草木染

本当に草木染をやった。私の母が趣味でやっていたので、教えてもらいながら。そうでない場合は結構大変。布は、染まりやすいという絹、羊毛、染まりにくいというポリエステルの三種類。絹の布地が手芸店になくて、結局母の手持ちの着物の反物をいただいた(高価!)。毛糸も混紡ばかりしか売られてなく、結局羊毛の原毛を使用。

綿や麻などもやりたかったが、余裕がなかった。

媒染は食品売り場で売られている「みょうばん」のみでやり、媒染ありの場合となしの場合の両方の記録をとった。染める素材は、玉ねぎの皮、くりの皮(前年から乾燥させてとっておいた)、ウコン、くちなし(これも前年採取し乾燥させておいた)、カモミール(市販のハーブティー利用)、お茶(市販の緑茶)ブルーベリー(前年収穫し、冷凍させていたもの)、コーヒー(市販のインスタントコーヒー)、くちなし(生)、薔薇の花びら(前年花びらを乾燥させていたもの)。薔薇の花びらのみ、花びら染めとうことで基本媒染は必要ないと言われ、していない。草木染のテキストなどを見ながらやったので、だいたいどんな色に染まるかの見当はついてはいたが、すごくきれいに染まったりすると、うれしく、楽しい実験だった。実は、藍(植物の)を育てて、その育てた藍でも実験しようと思っていたのだが、藍の種が手に入らず断念。いつかまた挑戦したいと思っている。花の色水染め…などの研究はよくみかけるが、本当に草木染をやってる人はいまだかつて見たことがないので、珍しくて自己満足という感じ(私がやったわけじゃないけど)。

 

余談ですが、抜けた乳歯をとっておいて「ジュースで歯はとけるか?」という研究は、結構毎年誰かがやってたりします。後は「カビの研究」。これ、最近話題のM〇のポテトでやってみると面白いかもしれません(カビにくいみたいなので)。

 

〇十年前(私の小学生時代も科学展だった)、私は一度だけ「ものの燃え方」という研究で入選(銀賞)した記憶があります。何でもかんでも(と言っても紙とか布とか木の枝とか)燃やしてみて、燃え尽きるまでの時間(重さを同じにしてた?)、もえる様子、臭いなどを記入、燃えカスをビニール袋に入れて提示しました。

それはよかったのだけど、その翌年(翌々年?)、弟が私のマネをして同じ研究をやったのです。しかし姉弟ということもあり、そのまま真似してはいけないと思った彼は、燃やすものを根本的に私とは変えていました。そしてそこにあったのが「味の素」(悪口ではないから書いていいですよね?)。

よい子の皆さん、絶対に味の素を燃やしてはいけません。

その臭いは強烈でした。本当に、鼻がマヒするほど。夕飯もすべて、その臭いを味と感じるから人間って不思議です(ていうか鼻の粘膜に付着してたんでしょうね)。

もちろん正しく料理につかえば、味の素、いい働きしてくれますよ。

 

弟は「セミの研究」やら「鈴虫の飼い方」やらでも賞をとっていて、セミの時はセミが虫かごの中にいてガサゴソ、バタバタタターーとかいうし、鈴虫の時は金魚用の水槽いっぱいに鈴虫を飼っていてリーンリーン鳴いてるし、ちょっと勘弁して~でした。

 

ちなみにこの研究、昔(私が子供の頃)は全員模造紙に自分でまとめていかなくてはいけなくて、それが何よりイヤでした。バランスをとれない人だったので、最初の方は字が大きく、間隔もあいていて、最後の方はごちゃごちゃ小さい字でつめこみ…と毎年なっていました。

子供たちの時代になると、研究ノートやA4プリントにまとめて宿題として持参し、その中で何人か科学展に出展する代表のみが模造紙にまとめればよかったです。

 

ちなみにちなみに、私「模造紙」とか書いていますが、私の地方では「広用紙(ひろようし)」と呼びます。東京の友達Yに「広用紙~何それ~知らな~い」と言われたこと、「絶対忘れんけんね~」

大判紙、大用紙(たいようし。「だ」と濁ってはいけません)雁皮(がんぴ)、鳥の子用紙、B紙、広幅用紙などの呼び方もあるようです(ウィキ参照)。

 

だいぶ話がそれましたが、もし、「これは使える」というのがありましたら、どうぞ研究に活用してくださいね。「使ったよ~」のコメントお待ちしております。

 

多分今まで書いた記事で一番字数が多いだろうと思われるこの記事。

長々とおつきあいいただきありがとうございました。

がんばったね~という方も、1か月間の反省ができてないじゃんという方も

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