子供だって悩んで進んでいくんだということ(12月マラソン大会)
久しぶりに、はしゃいでいました。
他人が見たら、はしゃいでるようには見えないかもしれませんが。
思いっきりはしゃげなくなって何年たつでしょうか…。
先日書いた、日曜のロードレース。
信じられないほどの結果を出したharuです。
前の晩、ルービック・キューブを全面クリアできたから、よかったのかもしれません(パソコンでクリアの方法を見ながらですよ)。
まだ子供ではありますが、ここまで来るのには、まっすぐで平坦な道ばかりではありませんでした。
だから、私もすごくジワーッと(?)感動しました。
彼女が寝てから、何度も
「よかったね~」
と寝顔に囁きました。
これからもっと大変になってくるだろうけどね。
今は喜びに浸らせておいてもらおう!
ここからは、超プライベート・ゾーン。時間と興味のある方だけどうぞ。
小さな小学校のことですから、
一年生の頃から、走るのは速かったです。
特に長距離は、男の子を入れても2番目。
何も考えず、ただひたすら速く走っていました。
4年生の頃、友達関係でちょっとした躓きがあり、
無心で走ることが徐々にできなくなってきました。
「ちゃんとあきらめずに最後まで速く走らんね」
私は、彼女の心の闇に気づかず、はっぱをかけてばかりでした。
5年生。
「走らない。走りたくない。」
と言い出しました。
先生から友達関係がすこしおかしいと聞きました。
走らない、と言った彼女でしたが、周りはそれを許しませんでした。
結局、断り切れず、走ることに。
足が痛い、と毎日苦しそうでした。
本番前に熱を出しました。
5年生まで病欠は、ほぼしたことがなかったのに。
冬の大会では、周りみんなが結果を出すなか、一人だけ取り残されたようでした。
心が彼女の走りをストップさせていました。
6年生。
少しずつ、友達関係が改善されてきました。
しかし彼女らしさは消えました。
周りにずっと気をつかっている姿は見ていて痛々しかったです。
彼女は秋の大会で、長距離を走るのを回避しました。
せいせいするはず、でした。
しかしそこで「私が本当にやりたかったのは何だろう?」と考えこんでしまったのです。
別の種目をやりながら、それに集中できない自分を発見していたようです。
「もう一度走ってみよう。私が得意なのは長距離じゃ?」
少しずつ復活していきました。
男の子には負けていたけれど、自分なりの速さを目指すようになりました。
冬の大会では、それなりの結果が出て、
年度末の大会に招へいされ、(あんなに気をつかっていた)友達との約束を断って出場し、そこでも結果を出しました。
しかし、外の世界は広かった。
初めて出会った同学年の女子に、その差を見せつけられました。
そして中1。
陸上部・長距離に入部しました。
1年女子は、彼女以外にあと二人。
小学校の時の女友達とは全く違ったタイプでした。やっと心許せる友達ができました。
先生にも先輩にも恵まれました。
他の中学の速い子と比べたらそんなに速くはなかったけれど、毎日部活が何より楽しくて、
練習はきつくても走りたくないと思ったことはなかったようです。
夏休み中盤あたりから、少し速くなってきました。
夏の終わりの大会では、それなりの結果。他の中学の速い子に近付いてきていました。
9月。徐々に3年生の先輩に追い付いてきました。初めての駅伝大会ではアンカーを任されましたが、任務を全う!力がついてきました。
中体連陸上。差のあった他の中学の女子に近付いてきましたが、まだ県大会への切符は手にできませんでした。
中体連駅伝大会。ライバルの女子と同区間約2キロを走り、5秒差で二位。
そして昨日の直接対決。彼女は3キロをライバルの女子に30秒差をつけ勝ちました。
以前から書いている私の記事を読んでくださっている方はお分かりの、
大好きな先輩で、中体連で県大会に出場したRちゃんにも約30秒差で勝ってしまいました。
写真は2位と3位です。3位がharuです。
ここからかなり追い上げましたが、追い越せませんでした。でも記録タイムは2位と同タイムでした。
若干10だか11歳。心で走れなくなってしまっていた彼女が、
13歳になりのびのびと走っている姿は、とても勇ましく感じました。
自分の調子が悪くて、下位を走りつつ、折り返してきた先頭集団のharuを「ファイトー!!」と応援してくれる親友。
先輩Rちゃんだって悔しかっただろうけれど、いつもと変わらず、ちゃんとharuの面倒を見てくれてました。
人は人と温かく触れ合うことで、失いつつあった自分を取り戻し、心が健やかになり、成長、進歩していけるんだなと感じました。
ここのところ、人からの優しさをうけてばかりのharuなので、感謝の気持ちは忘れないでいて、いつか誰かに返してほしいと思います。
まずは、1月に少し大きな大会に出場できることになりました。
今は、少し自信もついてきたようで、走るのを楽しみにしているharuです。
今日も読んでくださってありがとうございました。
昔々、速い人と一緒に走るのがイヤだったfuyuです。
どうしたらいいかなぁと考えたことがあります。
答えは?
何でしょう?
「一番速い人に自分がなればいい」
です。
もちろんどんな小さな世界でもなれなかったですけどね。
なれたら、なれたで、もっとプレッシャーなのに、そんなこと知らないままこの年になってしまいましたとさ。
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