いまどきの中学・家庭科の調理実習
haruの家庭科の宿題の話は以前書きましたが、
この夏一番うれしかった、ごちそうパエリア。 - fuyuの月夢手帖
natsuも同じような宿題が出ていたなぁ~と思いだしていました。
natsuの宿題は、「朝食を作る」…でした。
朝食に特化していたのは、食育が声高に叫ばれ「早寝、早起き、朝ごはん」のまさにその時代だったからでしょう。
親が作らなければ、自分で作ってでも、朝食は食べて登校しましょう!
という、家庭科的観点というより、むしろ生活規範的観点からの宿題だったような気がします。
どこかに写真があるはずですが、
natsuらしく、栄養バランスを第一に考えた、和洋折衷メニューだったような…。
焼きしゃけとフルーツヨーグルトがあったことくらいしか覚えていません。
natsuとharuでは教育カリキュラムが少し変わっているのですが、
だいたい家庭科でやることは同じような感じです。
まず、中1の最初の方に「家庭科検定」的な包丁の使い方をやっていました。
私たちの頃は、合格、不合格があったような気がするのですが、
二人ともそういうのはないようです。がんばってやれるだけでOKみたいな。
natsuはきゅうりの輪切り(これは私もやったなぁ~。2ミリ以下を30秒で20枚以上で合格!とかでした。いや、25枚だった?食物調理技術検定などより簡単に、担当の先生が設定していたんでしょうね)。家庭科技術検定を受検しましょう!
natsuですが、家で1本くらい練習してたでしょうか?まぁまぁだったそうです。
学校で切ったきゅうりは、先生が用意してくれていた市販のドレッシングで食べた…と言っていたと思います。
で、haruですが、こちらは「リンゴの皮むき」でした。
て書くと、こう最初から最後までつなげて丸く剥いていくアレだと思いがちですが、
四等分(八等分かも)に切って、真ん中の種の部分を落とし、皮を剥く…
という実用的な方。
こちらはまず、皮むきの前に、リンゴの種類の学習があったようです。
「ふじ」とか「紅玉」とかの食べ比べ。
そして皮むき後にジャムにしたそうです。
「リンゴの種類で、ジャムの味が違った~!」
と感動していました。
自分で持ってきたジャム用の空き瓶を煮沸消毒し(絶対ボンヌママンの空き瓶にする!と言って、嬉しそうに自分で準備していきました)、
作ったジャムを入れ、
さらにさらに、
ジャムのラベルを作り、誰のがいいか「ラベルコンテスト」まであったとか。
楽しそうですよね?
うらやましい家庭科の授業。
これだったら、私も家庭科好きになってたかも。
で、おかずの調理実習。
natsuは「生姜焼き」でした。先生が準備した豚肉で作ります。
うちでは分厚い肉はharuが食べられなかったので、いつも「しゃぶしゃぶ用肉」で
生姜焼きを作っていました(今も)。
実習で先生が用意したのは少し厚めの「生姜焼き用肉」。
「肉がうちのと違ってて、それもおいしかったよ。そっちが生姜焼き用なんだって」と言っていました。
私は、生真面目なnatsuのことだから、
もし自分で生姜焼きを作ろうと思ったら、「生姜焼き用肉」を買いに行くと思いました。
で、「生姜焼き用」がなかったら、他で代用しないんじゃないかと不安になったのを覚えています(ま、何でもいいんだよって私が言えばいいことなんですが)。
一方haru達は「ハンバーグ」!
実習前に、小さなハンバーグを作って、肉の勉強。
牛肉だけの場合、牛と豚あいびきの場合、豚だけの場合…その味の違いを学習します。
で、実習当日は、一番おいしいと思った肉の配合でハンバーグを作ったそうです。
「うちのは何?」
「牛と豚7:3くらい」
「豚が入ってるときはちゃんと焼かなんばい。牛は少し赤くてもよかだって。なんで豚入れると?」
「ハン〇ーグ亭(近所のお店)のharuあんまり好きじゃないやろ。ぱさぱさしとるって。あそこのが牛だけたい。玉ねぎも入っとらんよ」
「あぁ~。学校で作ったとも牛だけだと好きじゃなかった。ハンバーグて色々あるとね~」
*方言丸出しで失礼しました。だいたい意味わかりますよね?ちなみにハン〇ーグ亭さんのハンバーグ、家族でharu以外は大好きです!
この授業もいいなぁ~と。
haruは毎回、家庭科をすごく楽しみにしているし、
実習のあった日の会話の多いこと。
natsuたちの先生は悪くはないのだけれど、申し訳ない!軍配はharu達の先生です。
実は通っている(た)中学校も違うのですが(多分教科書も違う)、
先生でこうも授業が違うんだ~と驚いています。
へぇ~?
という感動がある授業ってすごいな、いいなと思います。
栄養!生活習慣!家庭科の基本!
と言われるより、
興味がもてて好きになるほうが、生活に役立つ家庭科の学習になると私は思います。
10月からは技術分野に入るそうで、
今のところ自称リケジョのharuは、パソコンおたくっぽい先生の技術の授業も楽しみにしています。
小学校の頃は、「学校つまらん。行きたくない。すかん(好きではない)。」って言ってたのに。
私たちの頃は、技術でパソコンなんてなかったし、
女子は家庭科しか勉強できなかったんですよ(ね?同年代の方。他の都道府県でもそうですよね?)。
男は技術、女は家庭…という考えに反発したくて、家庭科を嫌っていたのかもしれません。私。子供だったんですね。生意気な。
今でもそうだったら、やっぱり反発するだろうと思います。そういつまでも子供です!
↑ジャムは作るのでめったに買いませんが、ボンヌママンは空き瓶欲しさにたまに買います。味もおいしいし。30グラムの方の空き瓶に手作りジャムを入れて、手作りスコーンと一緒に友達にプレゼント(おしつけ)したりしています。
今日も読んでくださってありがとうございます。
最近よく過去のことを振り返るなぁ~歳とったなぁ~と感じるfuyuです。
よろしかったら、ランキングバナークリックお願いします。