羊の絵本と、あの言い伝えについて
ひつじ年ですね。
羊と言えば、ブリティッシュ・レイルですね。
って、それは私だけです。すみません。
昔々イギリスに住んでいたころ、ブリティッシュ・レイルに乗って、
ほぼ毎週末ブライトンからロンドンに向かっていたのですが、
その車窓から羊がたくさん見えていたんです。だから。
日本ではあまり定着しないですよね。羊飼い。いや、羊牧場?
羊と言うと、イギリスとかニュージーランドというイメージです。
sheepの複数形は何だと思いますか?
同じなんですね。sheep。
群れる動物だったから、数える必要がなかったとか?
しかし、眠れない夜に
「ひつじが一匹、ひつじが二匹…」
と数えたことはありませんか?
それで皆さん眠れましたか?
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ケイト・グリーナウェイ賞の候補にもなった作品「One More Sheep」。
(注・ケイトグリーナウェイ賞とはイギリスの絵本作家ケイト・グリーナウェイにちなんで設立された賞で、毎年イギリスで出版された絵本の優れた画家に贈られるもの)
ラッセル・エイトさんのイラストが、とても好みです。表紙だけでもその魅力が少しは伝わってくるのではないでしょうか?
私が絵本を選ぶときに、ケイト・グリーナウェイ賞は結構重要です。
この賞に選ばれた(あるいは候補になった)作家さんの絵はだいたい好きなので。
しかも、本のお話も結構ヒットします。
10匹の羊を飼っているサムさん。
ある嵐の夜、サムさんは大きなベッドに羊たちを寝かせています。
みんないるかどうか確かめるために一匹ずつ数えるのですが、
四までしか数えられず、寝てしまうのです。
「いびきかいてる」by羊
そこへ羊にばけた狼がやってきます。
サムさんは、一匹忘れていたんだ…と中に入れようとします。
羊たちは大慌て。
ちゃんと10匹数えられれば、サムさんが狼を中に入れることはない!
羊たちはあることを考えます。
羊たちの会話も面白いし、
イラストとストーリーが絡むと、さらに互いの魅力も相乗効果でアップします。
日本語版もあります。
是非、ひつじ年の今年、読んでみてください。
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英語はそんなに難しくないので、英語版をおススメします。
さぁ、サムさんは4までで寝てしまうあのおまじない(?)ですが、
私は最高500くらいまで数えてしまったことがあります。
しかも500で寝たのではなく、疲れ切って数えるのをやめたんです。
思いっきり頭さえてしまいました。
sheepとsleepって韻が似てますよね。
あの「ひつじが一匹、ひつじが二匹…」っていうのは英語だから効くんだそうです。
sheepがだんだんsleepになってくる。
sleep、sleepって自分に暗示をかけて眠くなる。
さらにpが抜けて「シー」っていう音と、それを発する時の呼吸の関係で眠くなる。
などなど、そのような説があるみたいです。
これを知った時には、私、目からうろこでした。
というわけで、今度数える時は英語でトライしてみてくださいね。
効果ありますでしょうか?
今日も読んでくださってありがとうございました。
眠れない時に「ひつじが一匹…」と数える方法は、ドリフターズに教わったようなあいまいな記憶があるのですが、
同年代の方どうですかね?
コントで彼ら、数えてませんでした?
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