アロマ虫よけスプレーを作る(上級編)

 

皆さん、台風はどうでしょうか?

このあたりは、本日、学校ほとんど臨時休校になりましたが、

方角が変わり、雨もほとんど降ってなく、微妙に青空と太陽が見えます。

風もたいしたことありません。

台風の進路の方々、くれぐれもご注意ください。

被害がひどくなりませんよう…。

 

 

昨日の虫よけスプレーを作る…の続きです。

基本的な材料と作り方は基礎編をごらんください。

 

ここでは、精油についてちょっと詳しくお話します。

前回の初級編で蚊に効果ある精油を6つご紹介しました。

それぞれの精油には、香りが飛びやすい、持続するなどの特徴があります。

 

トップノートは、すぐに香りがしてきますが、消えるのも早いです(長くて約2時間ほど)

ミドルノートは、トップノートの精油の後に香ります。消えるのは長いもので6時間ほど

ベースノートは、ほのかに長時間香ってくれます(6時間以上)

 

時間は目安ですが、だいたいこんな風に分類されています。

 前回紹介した、蚊に効果のある精油のなかでベースノートのタイプはありません。

 

トップノート:シトロネラ、ユーカリ・シトリオドラ(レモンユーカリ)、レモングラス

ミドルノート:ラベンダー、ゼラニウム、ティートリー

 

だいたい、柑橘系っぽいものはトップノートです。

 

スプレーを作る際に、一つだけの精油で作る場合、トップノートの精油だと結構こまめにつけなおさないといけません(香りがすぐ消えるので、虫よけ効果が薄くなる)。

トップノートとミドルノートをブレンドすると、香りの変化が楽しめ、持続時間も長くなるのでおススメです(*最低でも二つの精油を用意しないといけなくなりますが)。

 

ブレンドする場合は香りの強さも知っておくといいです。

 

強い:シトロネラ、ティートリー、レモングラス

中くらい:ゼラニウムユーカリ・シトリオドラ

弱い:ラベンダー

 

弱いものを多めの滴数にすると、「ラベンダー入れたのに匂いしないじゃない」とならなくて、いいと思います (それでも全部で10滴は守ってください)。

 

プラスチックと相性の悪いリモネンの成分ですが、この6つの精油にはすべて含まれています(微妙に種類のことなるリモネンもあります)。ですので、原液を直接プラスチック容器に入れると、溶けた状態になりますのでご注意ください。

 

また、ユーカリですが、ユーカリって書いてあるからとどれでもいいわけではありません。ユーカリ・グロブルス、ユーカリ・ラディアータ、ユーカリ・スタイゲリアナ

などいろんな種類があります。一番蚊にきくのは、ユーカリ・シトリオドラですので、お間違えないよう。

 

家族の分それぞれ作っても、材料があまってしまうかと思います。

私の場合は、リフレッシュ・スプレー(単にリフレッシュするために使用。好きな香りのみで効能は気にせず作成しています)、ルーム・スプレー(カーテンなどにシュッ。抗菌効果のある精油を使います)なども同時に作ります。この二つは虫よけスプレーと同じレシピで作れます。

 

また、精油はお風呂にたらしたり、アロマディフューザーで拡散させたり、ティッシュにたらして衣装ケースに入れたり、重曹にたらして台所の流しの下や靴箱に置いたり…いろいろ使えます。

 

私が使いきれないのは、実は無水エタノールです。

次回は無水アルコールの使い方について書いてみたいと思います。